2014年10月8日水曜日

産業医科大学救急医学講座真弓先生来高!

こんばんは。初めて投稿します、救急部の安岡です。

平成26年度第一回救命救急センター勉強会が10月7日に開催されました。
産業医科大学救急医学講座教授真弓俊彦先生をお招きして、DIC・敗血症についてご講演頂きました。
急性期DIC診断基準の作成の流れから始まり、実際の診断、治療、最新の研究まで非常にわかりやすくお話して頂き、新たな知識を得るとともにDICへの理解を深めることができました。
海外とのガイドラインの違いを含めた敗血症治療についてや臨床研究や論文に対する考え方・日本からエビデンスを発信していく必要性についてのお話も伺い、とても勉強になりました。

勉強会の後は真弓先生を囲んで食事会です。
先生のワインへの情熱が半端ないことに一同驚愕致しました。最近は新しいワインを買うのを控えているそうで、今あるワインを飲みきるために長生きする!と仰っていたのが印象的でした。高知のかつおや日本酒も堪能して頂けたようで良かったです。
また病院は違っても抱えている悩みは一緒なんだな~と実感。私たちも「しょうがないか」の精神でめげずに頑張ろうと思いました。

真弓先生、本当にありがとうございました☆今後ともよろしくお願い致します。


2014年9月30日火曜日

第3回高知県MCLS研修会

みなさん、こんばんは。救急部の原です。

9月28日に高知医療センターで第3回MCLS研修会が開催され、救急部からは西山部長、山崎副部長、原の3人がインストラクターとして参加してきました。

MCLSとはMass Casualty Life Suport(多数傷病者への対応標準化トレーニングコース)の略で、災害現場における初動のマネージメントやトリアージなどを学ぶ講習会です。

受講者はおもに災害現場に先着するであろう救急救命士や消防士、警察の方がメインですが、医師や看護師なども少数います。
当院救命救急センターからは、看護師の山内君が受講しました。

コースでは災害モードのスイッチ、CSCA、トリアージ訓練、机上シュミレーションなど内容は盛りだくさんで、各テーブルで熱い議論が交わされました。

災害時には警察、消防、行政、医療関係など多職種の連携が欠かせません。
今回のMCLSコースはその内容だけでなく、「顔の見える関係」としてさまざまな職種の方と交流できたのも大きな収穫でした。

これからも私たち救急部が中心となって院内の災害対策についてももっと強化していきたいと思っています。
世話人で講義を担当する西山部長



中央が山崎副部長



トリアージを指導する原(右端)


トリアージの説明を聞く山内君(左端)



2014年9月24日水曜日

日本麻酔科学会 中国・四国支部第51回学術集会

初投稿となります。救急部の本多です。
去る9月13日、山口県は下関市で麻酔学会の中四国地方会が行われました。
救急部の泉先生と参加してまいりました。
発表に関しては二人でスライドを作成し、発表は泉先生が担当しました。

演題は
「脳内出血の既往を持つもやもや病患者の自己弁温存大動脈基部置換術の麻酔経験」 
でした。

会場入り口での一枚。 
僕は写真係ですので写っていませんよ。

下っぱ若手二人で挑む学会発表はまるで関門海峡のよう。

(関門海峡は一日に約700隻の船が行き交い、
一日に4度潮の流れが変わる海上交通の難所です。
写真は海峡の最狭部にかかる関門橋)

さて、発表の方は朝一番のセッションにもかかわらず部屋は結構聴衆で埋まっているという状態。
発表する泉先生は堂々としていましたが、僕のほうは開始10分前からすでに緊張でいっぱいいっぱいになっていました。 しかし、共同演者としてみっともない姿は見せられない!!
泉先生が質問に対する返答に窮したら、すぐに助け舟が出せるようにマイクのそばに陣取りました。 
 
 しかしながら結果として無用な心配でした。会場からの鋭い質問にも余裕で返す泉先生。
そのさまは、まるで宮本武蔵のようでした。 

(かの有名な宮本武蔵と佐々木小次郎の決闘は
関門海峡の西に位置する巌流島で行われました。
写真中央の島が巌流島)

無事発表を終え、また他の発表を聞き、大変勉強になった学会でした。
直前までスライドの添削をしていただいた、西山先生、村上先生ありがとうございました。
そして泉先生、発表お疲れ様でした。

次は10月末、救急医学会の発表が控えていますが、
全力でぶつかっていきたいと思います。


2014年9月14日日曜日

利き鮎会

西山謹吾です。
先週9月12日高知市城西館で毎年行われている「利き鮎会」に行ってきました。今年は豪雨がおおく、この利き鮎会の開催も危ぶまれていましたが、何とか開催にこぎ着けることができたそうです。
この会は全国各地から送られてきた鮎を食べ比べて、一番おいしい鮎はどこの河川の鮎かを競う会です。鮎はその川のこけを食べていますので、川ごとに鮎の味が違うのです。ダムのある川で育った鮎と、ダムのない川で育った鮎とどちらがおいしいと思いますか?実はどちらとも言えないのです。ただしダムのある川で育った鮎には味覚にばらつきが多く、その原因について諸説があると言うことを講演で聴かせていただきました。その後高知県尾﨑正直知事からのご挨拶があり、「今年2度良いことがありました。一つはよさこいが開催できたこと(前夜祭は台風で中止)、もう一つはこの利き鮎会が開催できたことです」となかなかしゃれた挨拶でした。さあ試食開始です。今年の一番は岐阜県の和良川の鮎で、和が高知県物部川の鮎が二番に入りました。この会でいろいろな職種の方が来られており、普段医療関係者とばかり話している私には毎年新鮮な気持ちにさせてもらっています。
尾﨑知事(左)にお会いしました。話はすぐに高知県災害医療についてとなり どうやって南海地震を乗り切るか?国を動かすか?尾﨑知事は若さもありいつも熱い方です。

町田病院の眼科の橋田先生(左)です。彼は大学のバレー部の後輩です。彼も毎年この利き鮎会に参加しています。

2014年7月27日日曜日

第36回日本呼吸療法医学会学術総会


みなさん、こんばんは。救急部の原です。

7月19日、20日に秋田県秋田市で第36回日本呼吸療法医学会学術総会が開催されました。
当院救急部からは、廣田、安岡、藤本、原の4名がそれぞれ発表してきました。

それぞれの演題は、
廣田「NPPV継続困難となった慢性呼吸不全急性増悪症例に対しNasal High Flowで管理した症例」
安岡「高齢の頸髄損傷患者の呼吸器ウィーニング中に多量乳び腹水をきたした1例」
藤本「弓部置換術後にNasal High Flowを用いた肥満患者の1例」
原「狭圧により両側多発肋骨骨折、フレイルチェストをきたした高度肥満の1例」 でした。

廣田、藤本はNasal High Flowについて、安岡、原は呼吸管理に難渋した症例についての発表でした。みんな症例報告でしたが、それぞれ堂々と発表し、全国の先生方と熱いディスカッションを交わし、東北の地、秋田県に高知赤十字病院の名前を響かせてまいりました。

またこの学会には、ICU専属のリハビリテーション担当の武田さん、ICU看護師の岡林さんも参加し、ICUチーム全体で呼吸療法のさらなるレベルアップのために勉強してきました。

夜は秋田県の名物を食べにみんなで街に出ましたが、店という店はすべて満員で入ることができず、結局2日とも居酒屋で飲んだくれることになりました(^^ゞ

四国から東北へ乗り込んだ夏の陣でしたが、学会医期間中に4名も抜けたにもかかわらず、ER、ICU、麻酔を頑張ってくれたスタッフの先生方に深くお礼を申し上げます。
ありがとうございました。
来年は京都です!

トップバッターは廣田先生 さすが余裕の発表でした

つづいて藤本先生 よくまとまった発表でした

安岡先生の発表 するどい質問にも堂々と回答していました


最後は原です ちょっと外科的な内容になってしまいました



懇親会会場にて 秋田名物なまはげも登場しました

2014年7月26日土曜日

H26年度 救急部12名の写真公開!

皆さん
こんにちは
西山謹吾です。
今回HPの写真を一新しました。
育休の西森先生・森先生にも来てもらって、救急部12名全員の写真を撮りました。
前列には救急部の5名の女医が並んでいます。
少し表情が硬かったなあ~
前列左から 泉・森。西森・安岡・藤本、後列左から村上・島津・原・山崎・本多・廣田・西山です。
平成6年に4名から始まった救急部も20年で12名になりました!
来年も人数が増えますように。みなさん、興味がある人は門を叩いてください!

2014年6月30日月曜日

第14回高知急性血液浄化研究会

先日第14回高知急性血液浄化研究会が行われました。

14回となる今回は、特別講演として県外から、自治医科大学さいたま医療センター臨床工学部安藤勝信先生、山梨大学医学部付属病院(於:山梨県中央市)救急集中治療医学講座教授の松田兼一先生にお越し頂きました。

安藤先生のお話では、集中治療で欠かすことのできないCRRTのトラブルシューティングについて学ばせて頂き、当院でも同様に気をつけていかなければならないなと改めて考えさせて頂きました。

松田先生は座長の西山先生と小学校以来のお付き合い、でなんと、50年以来のお友達(?)だそうです。お二人は兵庫県ご出身なのですが、小学校の同級生が遠く離れて半世紀の時を経て、演者と座長の関係になるなんて凄いと思いませんか?

最新の血液浄化に関しての知見と、今後の展望、そして松田先生の壮大な夢に至るまで実に幅広い話題に我々一同マバタキする間も無く聞き入っておりました。終了後の会場のドライアイ密度は半端ではなかったのではないでしょうか。
 
講演会の後はお二人を囲んでのお食事会です。我々も同じ釜の飯を食わせていただいたのですが、ここでも、急性血液浄化の未来から学生研修医教育、またロビンソンクルーソーの冒険に勝るとも劣らぬ豪雪体験談に至るまで話題は尽きず、楽しく日曜から夜更かしさせて頂きました。

松田先生、普段いつ休んでおられるのでしょうか?
(小生の文章能力が拙く、雰囲気を上手くお伝えできないのが残念でなりません)

 一同、松田先生の「患者さんを何とかして救いたい」という根底のスピリッツに感銘を受けた次第です。
 
安藤先生、松田先生、遠く高知県にいらしてくださり誠にありがとうございました。
これからも御指導御鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
 
いつか南アルプス市の「弾けるデラウェア」と「桃の男喰い」を是非体験したいと思います。



左から、安藤先生、松田先生(最前列)、太田先生(後列)、飯富先生(中列;発表お疲れ様でした!)、廣田先生(再後列)、西山先生、原先生、藤本先生、テラモト・・もとい村上

松田先生の両手には血液浄化の「未来」が握られております!


 


2014年6月16日月曜日

脳死判定セミナー

西山謹吾です。
2014年6月7日8日横浜で開催された日本小児救急医学会脳死問題検討委員会主催 の 脳死判定セミナー に行ってきました。
この会は今年で4回目になるでしょうか。学会の最終日17時からの翌日12時までの時間で行われました。学会から参加された先生方はお疲れ様でした。
受講者は小児科や麻酔科、ICUの先生がたや小児看護に携わる看護師さん、検査技師さんなど38名の方が受講されました。

初日は講義+実習、 翌日は教育講演+模擬脳死判定委員会 を行いました。
私は脳死判定のうち 無呼吸テスト を担当しました。 無呼吸テストの実際を経験していただき、こんなに時間がタイトなんだということと たくさんの人たちがいなければ無呼吸テストはできないことを実感していただけたと思っています。

二日目の教育講演は東大の会田薫子先生からは二重脳死の定義についてな解釈と学会理事長の市川先生からは虐待についての講演があり、みな熱心に聞き入っていました。
秋には脳死セミナーが神奈川県秦野市のテルモメディカルプラネクスで開催されます。機会があれば皆さんおいでください。

1日目は各ブースを回ります。
  1)脳死判定 沖修一先生
  2)無呼吸テスト 西山謹吾
  3)脳波測定 久保田稔先生
  4)悲嘆家族への対応 重村朋子先生
  5)JOTの役割 芦刈淳太郎先生
  6)ケース検討 荒木尚先生         です。
自分でブースに はり付き でしたので写真を撮れませんでした。


理事長の市川光太郎先生による虐待事例の講義です


模擬脳死判定委員会では活発な討議が行われました


プログラムです。小さすぎて見えないかな
2日目の東京大学大学院人文社会系研究科の会田薫子先生 により 「脳死の二重基準」 といわれている現行の法制度の意義に関してお話しがあり、非常に勉強になりました。

2014年6月5日木曜日

消防学校救助課外傷コース

皆さんこんにちは 西山謹吾です。
6/2に高知県消防学校の救助課講習に行ってきました。昨年まではJPTECミニコース的な内容を行ってきました。今年はより救助課に即した内容を考えて、多数傷病者対応・トリアージに主眼を置いた講習を行いました。
午前中は体育館でJPTECミニコースです。
午後は多数傷病者のシナリオトレーニングです。
私たち医師にとっても大変勉強になりました。


頭部保持者の形が良いですね


救助工作車の出番です



手前に指揮本部 多重衝突事故です


車体の下にも傷病者発見!車体を空気で持ち上げます


挟まれています。CPA状態!

体育館ではヘルメット着脱訓練

2014年4月1日火曜日

本多先生結婚式


救急部の原です。
たまっていた分、連続投稿です(^^ゞ

3月22日は高知市内のベイシャトーにて、当救急部の若手ホープ・本多先生の結婚披露宴が盛大に行われました。
当日は本当に快晴で暖かいまさに春の日でした。

披露宴での本多先生は、普段の勤務時とは違い、若干緊張しつつも持ち前の笑顔で披露宴を楽しんでいるように見えました。

奥様も当院の看護師であり、披露宴は日赤関係者を中心に大いに盛り上がりました。
救急部からは、西山センター長が祝辞を述べられ、山崎副部長は飛び入りで余興の「フォーチューンクッキー」で盛り上げてくれました(*^_^*)

非常にあたたかみのあるいい結婚披露宴でした。

おめでとう、本多先生!
家庭を持った本多先生の今後の飛躍を期待しています!

*最後に、結婚式当日、救急外来とICUで仕事を頑張ってくれた藤本先生と安岡先生、本当にありがとう。
二人での日当直は心細かったかもしれないけど、結婚式の最中も、救急部のメンバーはみんな先生たちのことを気にかけていたよ。
これからも頑張りましょうね(*^_^*)

緊張の面持ちの本多先生

コミベーカリーのケーキに入刀!


西山先生の祝辞

山崎先生、さすがです!

第41回日本集中治療医学会学術総会


みなさん、こんにちは。
救急部の原です。

またまたサボってしまい、久しぶりの投稿になります(^^ゞ

遅くなりましたが、2月27日から3月1日まで国立京都国際会館にて、第41回日本集中治療医学会学術総会が開催され参加してきましたので報告します。

当救急部からは、西山センター長がポスター部門の座長、廣田先生、村上先生、原の3人がポスター発表しました。

座長と発表した演題は、それぞれ以下の通りです。
西山 「RST・NST・RRT①」
廣田 「dexmedetomidineを使用したNPPV症例の検討」
村上 「高齢者偶発性低体温症例の検討」
原  「間質性肺炎の人工呼吸管理中に難治性肺瘻を合併し救命しえなかった2例」

この学会に参加するといつも思うのですが、やはりもっと勉強をしないといけないということです。
当院ICUのレベルはまだまだ全国でもレベルの高い水準を保っていると自負していますが、他施設の発表や御高名な先生方の講演を聞くと刺激を受けることがたくさんあります。

そして学会の夜はコメディカルの看護師さんやリハビリの先生方とともに京都の夜を満喫し、酒を酌み交わしました。
今後も他職種との連携をさらに深めつつ、レベルアップをはかりたいと思っています。

最後に学会に行っている間も、病院に残って忙しい救急外来とICUを守ってくれた先生方に感謝いたします。
ありがとうございました。

(*村上先生の発表の写真を紛失してしまいました。すみません…)








2014年2月9日日曜日

2014.2.7 日米共同統合防災訓練

みなさん 救急部 西山謹吾です。
2/7に上記訓練がありました。
高知県土佐湾沖に 自衛官「ひゅうが」を仮想SCUとしての訓練です。
南海地震の際、高知県へのアクセスは陸路・海路・空路が考えられています。しかし陸路は高知道が22個のトンネルを抱えています。また主要国道は沿岸沿いであり、津波で使用不可となることが想定されます。空路はCH-47がおりることができるところは高知県内二カ所のSCU(高知大学・宿毛市総合運動公園)で、高知空港も沿岸沿いなので使用はできないと思います。そこで船上SCUは?と考えているわけです。

「ひゅうが」は全長198m 幅33mで船の特徴は、災害時でも停電にならない!ことです。格納庫のスペースにSCUを展開しました。甲板からSCUまでは通常ならヘリをおろす巨大エレベーターを使用して患者を一気に診療エリアにおろします。また艦内にはポータブルX線が撮影でき、i-STST、エコーなども完備、手術室もあります。いろいろな可能性を持った船です。当日はオスプレイが着艦する予定でしたが、沖縄方面の天候が悪くオスプレイはこれず、日米共同訓練とはなりませんでした。
今回の訓練に参加した当院DMATメンバー
西山・中川・尾谷・寺尾・川田の5名
ひゅうがの甲板 4機のヘリが着艦できます
こちらは診療エリア
巨大なエレベーターで甲板から診療エリアへ
ひゅうが内のSCU統括本部ですテレビ画面を拡大すると
このように 甲板・診療エリアの様子がわかります

2014.2.1,2 JATEC高知県コース


 皆さんこんにちは 西山謹吾です。
 2月1,2日に高知市総合あんしんセンターでJATECコースを開催しました。
 このコースは、一病院で開催すると必ず赤字となりますので、高知県の場合は県に予算を取っていただいて開催しています。それは高知県の南海地震対策の一環としてソフト面の充実のためJATECコース、JPTECコース、ICLSコース、MCLSコースを県主催で行っているわけです。
これほど救急・災害医療に対して理解のある県は少ないと思います。
CMDには兵庫県災害医療センターの石原諭先生を招いてコースを開催。
夜の懇親会には受講生も18名来てくれて大盛況でした。

2014年2月2日日曜日

平成25年度第2回NBC災害テロ対策研修



みなさんこんばんは。救急部の原です。
しばらくサボっていて今年初の投稿になります(^^ゞ

1月23日から25日まで茨城県つくば市の筑波大学で、日本中毒情報センター主催の平成25年度第2回NBC災害テロ対策研修が行われ、当院より救急部の原、看護師の藤戸さん、山崎君、放射線技師の小松さん、医事課の奥宮さんのメンズ5人チームで参加してきましたので報告いたします。

NBCとはCBRNE(C:chmical化学、B:biological生物、R:radiological放射線、N:nuclear核、E:explosive爆発)の略で、自然災害とは異なるいわゆるテロや原発事故などの特殊災害のことです。

特殊災害ではABCDEの安定と同時に、Decontamination除染とDrug解毒剤の2Dが重要になってきます。
自然災害より起こる確率は低いとはいえ、知識と訓練をしておかなければいざ起こってしまったときに対応ができません。
私たちはこの3日間で非常に濃密な訓練を受け、心身ともにとても疲れましたが、新たな知識と技術を身につけることができました。
今後万が一の有事の際には、率先して病院職員を誘導できるように日頃から準備をしておかなければと痛感しました。

しかし1月の極寒とはいえ、防護着を着ての活動は非常に暑くて不便であり、30分活動するだけでも普段の何倍ものストレスがかかり、かつ体力が奪われていくことを実感しました。それがわかっただけでも訓練に参加する意義があったかもしれません。

このような機会を与えてくださった病院の関係者に感謝いたします。
ありがとうございました。



初日はみっちり講義です

左から奥宮さん、山崎君、藤戸さん

実際の防護着です。本当に暑くて息苦しい!(左から原、藤戸さん)


除染用のテントにシャワーがついていて、ここで汚染された人の体を流して除染を行います。



防護着を着ていると会話が聞こえないので、ブロックサインで合図をします


実際の訓練①

実際の訓練②

実際の訓練③