2015年2月17日火曜日

第42回日本集中治療医学会学術総会


救急部の原です。
連続投稿です。

2月9~11日まで東京のお台場で第42回日本集中治療医学会学術総会が開催され、当救急部からは西山部長、山崎副部長、廣田先生、安岡先生、藤本先生、本多先生、原の7名が参加してきました。

発表は藤本先生の「化学性皮膚炎と化学性肺炎をきたしたオルトジクロロベンゼン中毒の1例」のみでしたが、それぞれが学会で勉強するテーマをもって参加してきました。
藤本先生の発表はまれな中毒の症例報告でしたが、非常に活発な議論が交わされました。
事前に時間をかけてしっかり準備をしていたので、内容もよくまとまっていたように思います。
藤本先生にとっては初めての集中治療総会での発表とのことでずいぶん緊張していましたが、私たち救急部のメンバーが周りを取り囲んでいたので、さながら普段のカンファレンスのような雰囲気で落ち着いて発表できたのではないでしょうか。

夜には当院ICUの集中治療認定看護師である小野川さんと高橋さん、ICU専属のリハビリ担当である武田くんとともに、前項で高知に講演に来てくださった日赤医療センターの丸山先生にご紹介いただいた竹芝のインターコンチネンタルホテルにある豪華な焼肉を食べに行きました。
お台場の夜景を見ながら、忙しい日常を忘れて幸せな気分に浸れました。

最後に、学会期間中に病院で日当直をしてくださった島津先生、西森先生、村上先生、森先生、泉先生には感謝申し上げます。
ありがとうございました。

来年の学術総会は神戸で行われますが、普段からわれわれ救急部と親しく交流させていただいている徳島大学救急集中治療部の西村教授が会長をつとめられます。
私たちも日々鍛錬して、たくさんの有意義な演題を発表できるようにこれからも頑張っていきたいと思っています。



藤本先生の発表

セッションの座長だった日本医大の宮内先生(後列左から二人目)
とともに集合写真

夜は丸山先生に紹介していただいた竹芝のインターコンチネンタルホテルで
豪華な焼肉を堪能しました



平成26年度JATEC高知県コース


救急部の原です。

2月14日、15日に高知県立大学永国寺キャンパスで、第3回JATEC高知県コース(外傷初期診療)が開催されました。
コースディレクターとして兵庫県災害医療センターの石原諭先生、山形県立救命救急センターの森野一真先生に来ていただき、また全国各地から30名以上のインストラクターに集合していただいての開催となりました。

当院救急部からは、コースコーディネーターとして西山部長、コーディネーター補佐として山崎副部長、ST4責任者として原の3人が参加しました。

普段のJATECコースでは、救急医や研修医の受講生が多いのですが、高知コースでは災害に意識の高い高知県からの資金補助があることもあり、災害拠点病院である二次病院のベテランの先生方の受講も多く見られました。
これは受講生の災害や外傷に対する意識の高さを示していると思われます。

夜の懇親会は、受講生とインストラクター合わせて60名以上の参加で、高知の酒と肴を堪能いたしました。
私はST4のインストラクターの先生方と二次会まで参加して、酒を酌み交わしながら外傷診療や症例について熱い議論を交わしました。

2日間にわたるコースは無事に終了し、受講生も無事に全員合格となりました。
休日返上でスタッフ参加してくれた当院救急外来とICUに看護師さんたちにも感謝いたします。
ありがとうございました。

来年度は2015年11月28、29日に開催予定です。



心嚢穿刺ブースです

骨髄路確保の人形です

緊張のシナリオステーションです。
右から二人目が当院初期研修医の樋口先生です。

2015年2月16日月曜日

日赤医療センター 丸山先生特別講演

こんばんは、救急部の原です。
今年初めての投稿になります。

大変遅くなってしまいましたが、去る2月2日に東京広尾の日赤医療センター国内医療救援部・肝胆膵移植外科の丸山嘉一先生に来高していただき、当院第一会議室にて「日赤と災害医療」という題目で講演をしていただきました。

丸山先生は災害医療に関して、日赤関連でもDMAT関連でも非常に御高名な先生であり、当院救急部スタッフも全国各地での災害関係の講習でご一緒させていただいている先生です。

今回の講演の内容は、「日赤と災害医療」という内容でした。
日本赤十字社のこれまでの災害に関する歴史や、日赤救護班とDMATとの共働についてなど、約1時間半にわたって非常に興味深いお話をしてくださいました。
われわれ日赤の職員は職種にかかわらず知っておかなければならない内容であり、会場の第一会議室は多数の立ち見が出るほどの盛況ぶりでした。

講演のあとは街に繰り出して、丸山先生を囲んで高知の地酒と海産物を堪能しつつ、楽しい夜は更けていきました。

翌朝は朝から外来診療とのことで、朝一番の飛行機で帰京されました。
丸山先生、大変ご多忙な中、高知県まで来てくださり本当にありがとうございました。