2014年9月30日火曜日

第3回高知県MCLS研修会

みなさん、こんばんは。救急部の原です。

9月28日に高知医療センターで第3回MCLS研修会が開催され、救急部からは西山部長、山崎副部長、原の3人がインストラクターとして参加してきました。

MCLSとはMass Casualty Life Suport(多数傷病者への対応標準化トレーニングコース)の略で、災害現場における初動のマネージメントやトリアージなどを学ぶ講習会です。

受講者はおもに災害現場に先着するであろう救急救命士や消防士、警察の方がメインですが、医師や看護師なども少数います。
当院救命救急センターからは、看護師の山内君が受講しました。

コースでは災害モードのスイッチ、CSCA、トリアージ訓練、机上シュミレーションなど内容は盛りだくさんで、各テーブルで熱い議論が交わされました。

災害時には警察、消防、行政、医療関係など多職種の連携が欠かせません。
今回のMCLSコースはその内容だけでなく、「顔の見える関係」としてさまざまな職種の方と交流できたのも大きな収穫でした。

これからも私たち救急部が中心となって院内の災害対策についてももっと強化していきたいと思っています。
世話人で講義を担当する西山部長



中央が山崎副部長



トリアージを指導する原(右端)


トリアージの説明を聞く山内君(左端)



2014年9月24日水曜日

日本麻酔科学会 中国・四国支部第51回学術集会

初投稿となります。救急部の本多です。
去る9月13日、山口県は下関市で麻酔学会の中四国地方会が行われました。
救急部の泉先生と参加してまいりました。
発表に関しては二人でスライドを作成し、発表は泉先生が担当しました。

演題は
「脳内出血の既往を持つもやもや病患者の自己弁温存大動脈基部置換術の麻酔経験」 
でした。

会場入り口での一枚。 
僕は写真係ですので写っていませんよ。

下っぱ若手二人で挑む学会発表はまるで関門海峡のよう。

(関門海峡は一日に約700隻の船が行き交い、
一日に4度潮の流れが変わる海上交通の難所です。
写真は海峡の最狭部にかかる関門橋)

さて、発表の方は朝一番のセッションにもかかわらず部屋は結構聴衆で埋まっているという状態。
発表する泉先生は堂々としていましたが、僕のほうは開始10分前からすでに緊張でいっぱいいっぱいになっていました。 しかし、共同演者としてみっともない姿は見せられない!!
泉先生が質問に対する返答に窮したら、すぐに助け舟が出せるようにマイクのそばに陣取りました。 
 
 しかしながら結果として無用な心配でした。会場からの鋭い質問にも余裕で返す泉先生。
そのさまは、まるで宮本武蔵のようでした。 

(かの有名な宮本武蔵と佐々木小次郎の決闘は
関門海峡の西に位置する巌流島で行われました。
写真中央の島が巌流島)

無事発表を終え、また他の発表を聞き、大変勉強になった学会でした。
直前までスライドの添削をしていただいた、西山先生、村上先生ありがとうございました。
そして泉先生、発表お疲れ様でした。

次は10月末、救急医学会の発表が控えていますが、
全力でぶつかっていきたいと思います。


2014年9月14日日曜日

利き鮎会

西山謹吾です。
先週9月12日高知市城西館で毎年行われている「利き鮎会」に行ってきました。今年は豪雨がおおく、この利き鮎会の開催も危ぶまれていましたが、何とか開催にこぎ着けることができたそうです。
この会は全国各地から送られてきた鮎を食べ比べて、一番おいしい鮎はどこの河川の鮎かを競う会です。鮎はその川のこけを食べていますので、川ごとに鮎の味が違うのです。ダムのある川で育った鮎と、ダムのない川で育った鮎とどちらがおいしいと思いますか?実はどちらとも言えないのです。ただしダムのある川で育った鮎には味覚にばらつきが多く、その原因について諸説があると言うことを講演で聴かせていただきました。その後高知県尾﨑正直知事からのご挨拶があり、「今年2度良いことがありました。一つはよさこいが開催できたこと(前夜祭は台風で中止)、もう一つはこの利き鮎会が開催できたことです」となかなかしゃれた挨拶でした。さあ試食開始です。今年の一番は岐阜県の和良川の鮎で、和が高知県物部川の鮎が二番に入りました。この会でいろいろな職種の方が来られており、普段医療関係者とばかり話している私には毎年新鮮な気持ちにさせてもらっています。
尾﨑知事(左)にお会いしました。話はすぐに高知県災害医療についてとなり どうやって南海地震を乗り切るか?国を動かすか?尾﨑知事は若さもありいつも熱い方です。

町田病院の眼科の橋田先生(左)です。彼は大学のバレー部の後輩です。彼も毎年この利き鮎会に参加しています。