2014年6月30日月曜日

第14回高知急性血液浄化研究会

先日第14回高知急性血液浄化研究会が行われました。

14回となる今回は、特別講演として県外から、自治医科大学さいたま医療センター臨床工学部安藤勝信先生、山梨大学医学部付属病院(於:山梨県中央市)救急集中治療医学講座教授の松田兼一先生にお越し頂きました。

安藤先生のお話では、集中治療で欠かすことのできないCRRTのトラブルシューティングについて学ばせて頂き、当院でも同様に気をつけていかなければならないなと改めて考えさせて頂きました。

松田先生は座長の西山先生と小学校以来のお付き合い、でなんと、50年以来のお友達(?)だそうです。お二人は兵庫県ご出身なのですが、小学校の同級生が遠く離れて半世紀の時を経て、演者と座長の関係になるなんて凄いと思いませんか?

最新の血液浄化に関しての知見と、今後の展望、そして松田先生の壮大な夢に至るまで実に幅広い話題に我々一同マバタキする間も無く聞き入っておりました。終了後の会場のドライアイ密度は半端ではなかったのではないでしょうか。
 
講演会の後はお二人を囲んでのお食事会です。我々も同じ釜の飯を食わせていただいたのですが、ここでも、急性血液浄化の未来から学生研修医教育、またロビンソンクルーソーの冒険に勝るとも劣らぬ豪雪体験談に至るまで話題は尽きず、楽しく日曜から夜更かしさせて頂きました。

松田先生、普段いつ休んでおられるのでしょうか?
(小生の文章能力が拙く、雰囲気を上手くお伝えできないのが残念でなりません)

 一同、松田先生の「患者さんを何とかして救いたい」という根底のスピリッツに感銘を受けた次第です。
 
安藤先生、松田先生、遠く高知県にいらしてくださり誠にありがとうございました。
これからも御指導御鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
 
いつか南アルプス市の「弾けるデラウェア」と「桃の男喰い」を是非体験したいと思います。



左から、安藤先生、松田先生(最前列)、太田先生(後列)、飯富先生(中列;発表お疲れ様でした!)、廣田先生(再後列)、西山先生、原先生、藤本先生、テラモト・・もとい村上

松田先生の両手には血液浄化の「未来」が握られております!


 


2014年6月16日月曜日

脳死判定セミナー

西山謹吾です。
2014年6月7日8日横浜で開催された日本小児救急医学会脳死問題検討委員会主催 の 脳死判定セミナー に行ってきました。
この会は今年で4回目になるでしょうか。学会の最終日17時からの翌日12時までの時間で行われました。学会から参加された先生方はお疲れ様でした。
受講者は小児科や麻酔科、ICUの先生がたや小児看護に携わる看護師さん、検査技師さんなど38名の方が受講されました。

初日は講義+実習、 翌日は教育講演+模擬脳死判定委員会 を行いました。
私は脳死判定のうち 無呼吸テスト を担当しました。 無呼吸テストの実際を経験していただき、こんなに時間がタイトなんだということと たくさんの人たちがいなければ無呼吸テストはできないことを実感していただけたと思っています。

二日目の教育講演は東大の会田薫子先生からは二重脳死の定義についてな解釈と学会理事長の市川先生からは虐待についての講演があり、みな熱心に聞き入っていました。
秋には脳死セミナーが神奈川県秦野市のテルモメディカルプラネクスで開催されます。機会があれば皆さんおいでください。

1日目は各ブースを回ります。
  1)脳死判定 沖修一先生
  2)無呼吸テスト 西山謹吾
  3)脳波測定 久保田稔先生
  4)悲嘆家族への対応 重村朋子先生
  5)JOTの役割 芦刈淳太郎先生
  6)ケース検討 荒木尚先生         です。
自分でブースに はり付き でしたので写真を撮れませんでした。


理事長の市川光太郎先生による虐待事例の講義です


模擬脳死判定委員会では活発な討議が行われました


プログラムです。小さすぎて見えないかな
2日目の東京大学大学院人文社会系研究科の会田薫子先生 により 「脳死の二重基準」 といわれている現行の法制度の意義に関してお話しがあり、非常に勉強になりました。

2014年6月5日木曜日

消防学校救助課外傷コース

皆さんこんにちは 西山謹吾です。
6/2に高知県消防学校の救助課講習に行ってきました。昨年まではJPTECミニコース的な内容を行ってきました。今年はより救助課に即した内容を考えて、多数傷病者対応・トリアージに主眼を置いた講習を行いました。
午前中は体育館でJPTECミニコースです。
午後は多数傷病者のシナリオトレーニングです。
私たち医師にとっても大変勉強になりました。


頭部保持者の形が良いですね


救助工作車の出番です



手前に指揮本部 多重衝突事故です


車体の下にも傷病者発見!車体を空気で持ち上げます


挟まれています。CPA状態!

体育館ではヘルメット着脱訓練