2017年9月15日金曜日

救命救急センターの日常

皆さんこんばんは。救急部・山本です。
最近、山本の投稿ばかりで、読んで下さっている方はさぞかし退屈しているでしょう笑
めげずに投稿を続けます。
最近の救急部の一コマを紹介していきます。


当院では急性期疾患に対して、救急外来→麻酔→集中治療といった、一貫した治療を行っております。
集中治療室では、毎日デスクカンファレンスと、ラウンドカンファレンスが行われております。
下の写真は、ラウンドカンファレンスの一コマ。
医師、看護師、理学療法士はもちろん、栄養士、薬剤師も時に交えながら、患者のベッドサイドで治療方針を定めていきます。

ICU責任医師がリーダーシップを取り、患者の情報をまとめていきます。
医師が最終的な方針は決定していくことが多いですが、多職種とのdiscussionは非常に大切です。
集中治療室の全体把握に務めている責任医師にとって、患者の些細な変化を素早くキャッチするのは、至難の業でもあります。
そんな時に、痰や便の性状、覚醒具合等、看護師と情報を共有したり、廃用症候群の予防や無気肺改善の為に離床を促してもらう等、理学療法士と相談したり、チームで関わる事が大切です。
また経管栄養の内容について栄養士に相談したり、薬剤投与量や適応について薬剤師にアドバイスを貰ったり、患者にとって最良の治療となるよう、心がけております。


看護師さん達の勉強会

ICU看護師の勉強会にお邪魔させて頂きました。
上級看護師が若手看護師に指導する機会が増えており、皆で切磋琢磨しているのだなと、感銘を受けました。
また、実際に呼吸器をつけて、陽圧換気を体験してみよう!とのことでしたので、筆者・山本も体験させてもらいました。
何気なく患者に勧めて装着していましたが、実はかなりの圧迫感もあり、体に堪える治療だなーと思いました。
しかるべき適応疾患に、しかるべき装置での管理を心がけようと、改めて思いました。
大変勉強になりました、ありがとうございましたm(_ _)m



最後の写真は、現在当院に研修で来ている研修医の皆との1枚

益田日赤・藤田Drは今週で研修が終了ですね。
彼女の人当たりの良さはピカイチで、周りの研修医からはもちろん、コメディカルからも信頼されておりました。
あっという間の2か月でしたが、当院での経験を是非忘れず、島根に帰っても元気にやってもらえたら、と思います。
きっとフットワークの軽い、相談しやすい循環器Drになるんだろうなーと、将来有望な研修医です。
お疲れ様でした。

他にも、高松日赤・吉田Dr、鳥取日赤・岸野Dr、高知大学・松村Drと、皆仲良く研修に励んでいます。
当院研修医ともdiscussionしながら、毎日切磋琢磨している姿が印象的です。
皆、大きく成長してもらえれば、、、と切に願います。

写真の後方中央には、神々しい当院センター長が降臨しています。
さすが、、、ですね。
以上、最近の救急部事情でした。