2021年11月24日水曜日

第49回日本救急医学会総会・学術集会

みなさん、ごぶさたしております。
救命診療部の原です。
コロナ禍もあってすっかりブログ更新から遠ざかっていたのですが、2年ぶりの更新となります。

11月21日から23日まで、東京日本橋で行われた第49回日本救急医学会総会・学術集会に参加してきました。
コロナ禍が落ち着き、久しぶりに現地開催となった学会でした。
私も久しぶりに全国の救急や災害医療従事者の先生方と直接会って話をすることができ、ようやく日常が戻りつつあることを実感した学会でした。

当救命救急センターからは、救急科専門医プログラムで研修中の桐田先生が、一般演題「低血圧に対するアドレナリン使用が逆たこつぼ型心筋症と肺水腫を誘発したと考えられた1例」を発表しました。
もともと優秀で貫禄のある桐田先生ですが、全国学会でも落ち着いて堂々と発表し、循環器系救急と思われる先生からのスルドイ質問にも難なく答えていました。
この発表はめずらしい症例なので、知識のあるうちにぜひ論文化してもらいたいですし、われわれ指導医もしっかりバックアップしたいと思っています。

さて今回の学会では、昨年まで当救命救急センターに在籍していた島根大学Acute Care Surgery講座の山本祐太郎先生とも再開できました。相変わらず元気な様子と手術を頑張っている現状を聞いて安心しました。
このように当救命救急センターを巣立っていった若手先生方の活躍を耳にすると嬉しいものです。
来年度も2名の新しいスタッフを迎えるにあたり、さらにレベルアップできるよう今後もチーム一丸で頑張っていきたいと思っています。

予演会からさらに改善されてとても聞きやすい発表でした

堂々と質疑に応答していた桐田先生

左から山本、村上、桐田、原

学会会場近くの日本橋をながめて

東京はもうクリスマス一色でした