2016年10月10日月曜日

第5回高知県MCLS標準コース

みなさんこんにちは。
お久しぶりの救急部の原です。

10月9日(日)に高知医療センターにて、第5回高知県MCLS標準コースが開催されました。
MCLSとはMass Casualty Life Supportの略であり、多数傷病者対応標準コースのことです。
高知県でも開催して5年目を迎えました。

このコースでは、災害発生初期には消防や警察が災害現場に先着することになりますが、どのように現場を展開するか、情報収集を行うか、以後到着するであろうDMATや救護班などの医療チームと協働していくかなどが議論されます。
また実際にSTART法と呼ばれる一次トリアージの実習も繰り返し行われます。

当院救命救急センターからは西山副院長、山崎副部長がコース世話人、私がCMD、廣田先生がモニターとして4人が参加しました。
今回も中四国の各県から世話人、インストラクターの先生方に指導していただきました。

また受講生では、当院形成外科部長の中川先生、防災ワーキンググループのメンバーである住吉看護師、瀧本看護師の3人が参加しました。
みなさん試験にも合格して見事プロバイダーとして認定されました。
朝早くから夕方遅くまでお疲れさまでした。
今後も院内院外の災害体制の発展に貢献してくれると期待しています。

われわれは今後も来るべき南海トラフ地震に対して、高知県の災害医療を充実させるべく力を尽くしたいと思っています。

*CCの土佐市消防の井上さんには今回もコース運営全般をお世話になりました。ありがとうございました。

*なおコース内容を公開することができませんので、写真が少なくて申し訳ありません。
 今後も関係者の多数の受講をお待ちしております。


鳥取県のトリアージタグ(トリアージタグは県によって微妙に異なります)


山崎先生の講義