2014年6月16日月曜日

脳死判定セミナー

西山謹吾です。
2014年6月7日8日横浜で開催された日本小児救急医学会脳死問題検討委員会主催 の 脳死判定セミナー に行ってきました。
この会は今年で4回目になるでしょうか。学会の最終日17時からの翌日12時までの時間で行われました。学会から参加された先生方はお疲れ様でした。
受講者は小児科や麻酔科、ICUの先生がたや小児看護に携わる看護師さん、検査技師さんなど38名の方が受講されました。

初日は講義+実習、 翌日は教育講演+模擬脳死判定委員会 を行いました。
私は脳死判定のうち 無呼吸テスト を担当しました。 無呼吸テストの実際を経験していただき、こんなに時間がタイトなんだということと たくさんの人たちがいなければ無呼吸テストはできないことを実感していただけたと思っています。

二日目の教育講演は東大の会田薫子先生からは二重脳死の定義についてな解釈と学会理事長の市川先生からは虐待についての講演があり、みな熱心に聞き入っていました。
秋には脳死セミナーが神奈川県秦野市のテルモメディカルプラネクスで開催されます。機会があれば皆さんおいでください。

1日目は各ブースを回ります。
  1)脳死判定 沖修一先生
  2)無呼吸テスト 西山謹吾
  3)脳波測定 久保田稔先生
  4)悲嘆家族への対応 重村朋子先生
  5)JOTの役割 芦刈淳太郎先生
  6)ケース検討 荒木尚先生         です。
自分でブースに はり付き でしたので写真を撮れませんでした。


理事長の市川光太郎先生による虐待事例の講義です


模擬脳死判定委員会では活発な討議が行われました


プログラムです。小さすぎて見えないかな
2日目の東京大学大学院人文社会系研究科の会田薫子先生 により 「脳死の二重基準」 といわれている現行の法制度の意義に関してお話しがあり、非常に勉強になりました。