2019年3月14日木曜日

第55回日本腹部救急医学会総会

皆さんこんにちは、救急部・山本です。
小春日和で暖かい日差しかと思いきや、夜になると気温差の激しい毎日ですね。
皆さん、体調崩されてませんでしょうか?
筆者・山本は相変わらず元気に過ごしております。
いつも通り、ピンピンしております。
さて、先日出張に行かせて頂いたので、その報告をさせて頂きます。

3月7日~8日、第55回日本腹部救急医学会総会in仙台に参加して参りました。
東北の地はまだまだ寒くて、夜は雪がチラチラと舞っておりました。

メイン会場。会場は広くて綺麗で、とても快適でした。


会場の仙台国際センターまで仙台駅から直通5分程という、立地もよく、駅も華やかで、大変過ごしやすかったですねぇ。
仙台の美味しい食事にも囲まれ、有意義な時間を過ごさせて頂きました。

仙台名物・牛タン。店によって色んなメニューがあるんですねぇ。美味でした。


さて肝心の学会ですが、今回認定医セミナーというものを受講して参りました。
腹部疾患を中心に、虫垂炎、胆嚢炎、胆管炎、外傷等、多岐に渡る病態の座学を受けることが出来ました。外科的介入はもちろん、今回私は血管内治療の講義も受講させて頂き、素人感覚ではありますが、腹部疾患への幅広い治療についても、学ぶ事が出来ました。我々救急医に課される課題としては、その疾患をいかに疑うか、診断を来すか、その介入方法として内科的治療なのか、血管内治療なのか、外科的治療なのか、そしてその治療介入をどのタイミングで行うのか。
色々と悩ましいですが、医療従事者が皆志しているのは、「患者にとってより有意義で低侵襲であるべき治療方針を」と、議論を交わすわけなんですねぇ。
当院でも、色々な科の先生を巻き込ませて頂き、ご指導を頂き、治療方針を決めています。

一緒に参加した救急部・原副部長と。

当院救急部は、麻酔科専門医を有する医局員が14人中9人、また原副部長、筆者・山本は外科専門医を有しております。救急疾患に対して、診断→治療→周術期管理という一貫した急性期治療を行えるよう、他科スタッフと協力し、日々治療に当たっております。

余談・・・
今回、「後生畏るべし」というテーマが掲げられておりました。本学会は、外科Drの登竜門と言われているようで、確かにたくさんの学生、初期研修医が発表し、参加しているのが印象的でした。
まだまだピチピチの若手と自負していた山本ですが、最近飲み会をすると、自分が一番上になりがち、という事に気付いてしまい、ショックを隠せません。
もう若くはないんやなーと自覚しつつ、自分がそうであったように、下の世代が伸び伸びと過ごせるような環境作りを行っていくのが、自分の役目なんだろうなと、最近つくづく思うわけです。


3月は別れの季節ですね。
次のblogは、当院救急部の異動について更新しようと思います。