2019年4月18日木曜日

新病院移転に向けて

みなさんこんばんは。
救命救急センターの原です。

桜も散り、いよいよ新緑の季節になってきましたね。
さて前回の山本先生のブログにあるように、当院は令和元年5月6日に新病院へ新築移転します。
病院建物はすでに完成し、現在は徐々に荷物が運び込まれて引っ越しの準備もどんどん進んでいます。

4月6日、13日には病院職員で患者搬送リハーサルを行いました。
患者さんを安全に搬送するには、予期せぬ事態や急変などのシミュレーションが欠かせません。
実際に模擬患者を立てて予定時間通りに現病院から新病院への移送が行えるかのシミュレーションを行いました。
とくにわれわれ救命救急センタースタッフは、人工呼吸器を装着したようなICUの重症患者さんの搬送を担当します。
さまざまな問題点が浮き彫りになりましたが、これらを改善することにより、本番では安全確実に搬送できるようにつとめたいと思います。

4月15日には、当院屋上ヘリポートへのヘリ離発着訓練も行いました。
高知県消防防災ヘリ、高知県警ヘリ、高知県ドクターヘリに協力していただき、3機が順次離発着の訓練を行いました。
モニターを見ながら医療無線でヘリと交信し、現場からの患者さんを受け入れます。
現在も救命センターの医師4名が交代で高知県ドクターヘリのフライトドクターの一員として乗務しています。
今後はより重症な患者さんを積極的に受け入れて、救命救急センターとしての役割を果たしていきたいと考えています。
新病院は免震構造であり、とくに南海トラフ地震などの大規模災害時にも当院の役割はさらに大きくなるのではないかと考えています。

ICUで模擬患者をストレッチャーに乗せ換えます


模擬患者をドクターカーに搬入しています


1機目は消防防災ヘリ

つづいて県警ヘリ
最後にドクターヘリです
ERにある医療無線でヘリとの交信を行います