2017年10月13日金曜日

第9回日本Acute Care Surgey学会学術集会

皆さん、おはようございます。
当直明けに爆睡しており、こんな時間から投稿をしています、山本です。
さて、報告が遅くなりましたが、2017年9月8日~9日に第9回日本Acute Care Surgery学会@札幌に参加して参りました。




そもそもAcute Care Surgeryとは? 初めて聞かれた方もいるかもしれません。
Acute care surgery (ACS) とは、「trauma surgery」「emergency general surgery」「surgical critical care」を一体として扱う外科領域の名称だそうで、米国から始まった考え方だそうですね~。
日本でも注目されるようになったのは、やはりPreventable trauma deathと呼ばれる防ぎえた外傷死亡を減らそう!といった考えが根付き始めた事が影響しているのでしょうか。
外科領域と言いますが、もちろん内因性疾患でも外科的介入を行って、患者の治療に当たらなければいけないtimingはありまして、手術がいいの?!それとも保存的治療でいいの!?そんな議論を行う場所でもあります。
、、、とまぁ、少し真面目に語ったところで、本題の学会報告をしていきます。

9月上旬の北海道は上着を羽織っていられる程の涼しさでした。
残暑の四国・高知で汗だくで過ごしていた日々と比べて、とても過ごしやすかったです。
学会では、外科医はもちろん、救急医、麻酔医、集中治療医、放射線科医、内科医等と、多科に渡るdiscussionがなされておりました。
充実した施設では、Hybrid ERと言いまして、初療室で手術はもちろん、CT撮影や透視下で血管内治療までも行えるんだとか、、、
まだ限られた施設での環境とは思いますが、度肝を抜かれる充実した環境に、圧倒されてしまいました。
また韓国からも医療スタッフが来日されており、海外の実情も拝聴させて頂きました。
日本で暮らす自分の設備、環境について当たり前と思っていた事が、実はとてもハイレベルであったり、まだまだ足りていなかったりと、ハッと思う事が多々あり、大変勉強になりました。




さて、日中はしっかり勉強を積みまして、夜はお待ちかねのグルメも堪能して参りました。
やはり北海道!ですからね。
上の写真は北海道ラーメン、バタバタで帰りの空港でしか食せませんでしたが、四国に戻るのを躊躇してしまう程の美味でした。まいうーですね。
下の写真は、富良野牛と呼ばれる肉を食して参りました。あまり聞いた事がありませんでしたが、こちらもまた絶品でした。
今後富良野牛が流行した際には、山本の流行の目利きを是非皆さん褒めてやってください笑



そして最後に集合写真を。初期研修医の勧誘も忘れずに、ね笑
ここに集まった3人は何と全員徳島県出身で、ローカルネタから今後の高知の医療の事等、色んな話に華が咲きました。良い時間でしたね。
その後の2次会も、暑苦しい話が続きましたとさ~。

このように、我々救急部では日常業務はもちろん、外部への学会や講習会参加等も積極的に行っております。
外でも勉強を積み、院内へ持ち帰り、日々の診療に生かしていく。
最後になりましたが、出張を快く送り出してくださった医局員、他スタッフの皆さん、本当にありがとうございました。
今後も日々の診療をベースに、精進して参ります。

以上、山本でした。
季節の移り目で、気温の変動が激しい日々が続いていますが、皆さん体調には気を付けてください~。