2016年11月21日月曜日

第44回日本救急医学会総会・学術集会


みなさん、こんばんは。
救急部の原です。

11月17日~19日まで、東京・品川のグランドプリンスホテル新高輪において、第44回日本救急医学会総会・学術総会が開催されました。
今学会のテーマは、ズバリ「挑戦・CHALLENGE」です。

当救命救急センターからは、以下の発表をしてきました。
・西山センター長:パネルディスカッション座長 「救急医療と精神医療のより良い連携への挑戦」 
・本多医師:ポスター若手医師座長 「外傷一般3」 
・山本医師:口演発表 「救急医療における終末期症例登録制度は有用である」 
・原:ポスター発表 「敗血症性ショックを併発した子宮腺筋症の1例」 

西山センター長は、聴衆を巻き込むいつも通りの見事な司会ぶりで、全国各地域での救急科(身体科)と精神科を取り巻く現在の問題点と今後の改善点について活発な議論をされていました。
本多先生は、今回若手座長ということで、国保旭中央病院の高橋功先生の指導を仰ぎながら、まれな外傷症例について巧みに司会進行していました。全国学会ということもあり、やはりいくぶん緊張していたように思いますが、見事に大役を果たしました。
山本先生は、非常に難しい演題内容であったにもかかわらず、質問にもうろたえることなく、「かむ」こともなく堂々と発表していました。西山先生の指導を仰ぎつつ直前までスライドを修正して準備していた姿は印象的でした。必ず今後に役立つと思います。

当院は救急科専門医を10名、集中治療専門医5名を有する、日本でも有数の救命救急センターであり、かつ基幹災害拠点病院でもあります。
さらにレベルアップするべく各自がそれぞれの専門分野を究め、日々進歩する救急医療の中で一人でも多くの命を救うべく臨床に従事していかなければなりません。
今学会では、まさしく新たな「挑戦」をテーマにした発表が多かったように思います。

高知県という地方であっても、都市部に負けないハイレベルな救急医療を提供できるよう、さらなる「挑戦」する気持ちを忘れずに突き進んでいきたいと考えています。

最後に、勤務のために十分に学会に参加できず、病院の留守を守ってくださった先生方に深謝いたします。ありがとうございました。


全国各地からドクターカーが集結し展示されていました

西山センター長のパネルディスカッション座長

ポスター発表の若手座長の本多先生(右端)

大きな会場で堂々と発表する山本先生


本多先生の指導座長をつとめていただいた国保旭中央病院の高橋功先生(上段左端)と記念写真