2013年6月2日日曜日

高知県防災フェスタ2

救急部、原です。
本日は毎年恒例の高知県災害訓練でした。
西山センター長の奈半利会場とは別に、私はDMATとして室戸会場で災害訓練を行いました。

天気が心配でしたが、何とか曇り空でもってくれました。

まず午前10時50分に高知龍馬空港から陸上自衛隊のUH-1ヘリで室戸マリン球場に向かいました。
室戸会場で地元の医師会の先生方と協力して3T(トリアージ、治療、搬送)を行いました。
医師会の先生方に救護所での診察の仕方のアドバイスをさせていただきながら、ともに患者の診察にあたりました。

次にその中の赤タッグの患者1名(骨盤骨折)を、われわれDMAT隊が航空自衛隊のCH47機で、奈半利沖に停泊している海上自衛隊輸送艦「おおすみ」に搬送しました。

「おおすみ」では、すでに県立あき総合病院DMATチームがSCUを立ち上げてくれており、SCU内で全身状態を安定化させて広域搬送で送り出しました。

ここで訓練は終了しましたが、自衛隊の方が「おおすみ」の中を案内してくださり、お互いの災害への取り組み方や問題点などについて語りました。

最後に海上自衛隊のSH60Jヘリで、おおすみから高知龍馬空港に送ってくださり、訓練は終了しました。

南海トラフによる東海、東南海、南海地震はいつ起こるかわかりません。
われわれにできることはしっかり備えること。
今回、実際に自衛隊機に乗せていただき、また自衛隊の方や地元の医師会の先生方とコミュニケーションをはかることができたことは非常に有意義でした。

貴重な経験をさせていただいた西山センター長、救急部のスタッフのみなさんにも感謝申し上げます。
高知龍馬空港にて


室戸会場



CH-47機内で




おおすみでのSCU